3回目のホームステイ

 今回は2005年3月、桜の咲く少し前の頃のホームステイとなりました。
友達のお嬢さんが、サンフランシスコの田舎で太鼓のレッスンをしているので、来る
前から、日本の太鼓レッスンの様子を見せたいという目的を持って、来日しました。
 PM3:00のおやつの時間(この時、アメリカ人の友達と私の共通の友達の
日本人親子が来ていました。)
 夕方から、我が家の近くの太鼓道場に見学に行く予約を入れていたものです
から、それは大忙し。
 全般的に、アメリカ人の子供はエネルギッシュで、活発な子が多いとは聞いて
いましたが、このお嬢さんはそれ以上に行動的です。
 いきなり浴衣の話になり、以前、私の教え子が着ていた浴衣が小さくなったので、
その浴衣をプレゼントされ、気に入って長い間着ていました。
 ところが、子供の成長がはなはだしく、友達は今買うのももったいないと考えて
いました。そこで私は私の浴衣をお嬢さんに着せることを考え付きました。
 しかし、あとの予定を考えると、時間もないし、ちゃんと着せられるかどうかの
自信もなく、不安で大いにパニックになりました。
 お嬢さんに着せるには、自分が着てみないと着せられないので、まず、自分で
着てみました。彼女はTシャツにジーンズをはいていましたが、分刻みの
スケジュールなので、その上から浴衣を着せました。(ちょっと着せにくかったけど)
 お嬢さんに「私の浴衣はどう?」と、じかに尋ねましたら、ぶどうの柄と色が
とっても気に入ったようです。私はほとんど着ないし、娘もいないので、帯も添えて
プレゼントすることにしました。親子ともども、予期しなかったプレゼントに大喜び
です。



浴衣を着せてもらい
ちょっとおしとやかに。

3人揃ってハイポーズ。

浴衣を着せてもらった後、
エレクトーンを弾いて2階
から階段を降り、浴衣を
ちょっと着崩してしまった
かな?



太鼓を通して日米交流会

 いよいよ太鼓道場見学です。
 サンフランシスコには、たくさん日本人が移民していて、日本の文化を維持して
いるそうです。友達のお嬢さんは、長野県出身の先生から、太鼓を習っているよう
です。 道場に入ってすぐ、私はお嬢さんに日本の皆に自己紹介するように言い
ましたら、思いがけず、片言の日本語で自己紹介してくれました。それでお互い
親近感を持ったようです。
 そこでお互いに太鼓を披露しあいました。お嬢さんの太鼓は神事の時やる
ような流派らしく、しつけも厳しいそうですが、力強く、堂々とした様はとても
素晴らしかったです。
 それに比べ、流派が違うためか、日本の子供たちのほうが、モダンな太鼓を披露
してくれたような気がしました。

 初めての体験。先生お手柔らかく
お願いします。
 スポーツが得意なお嬢
さんです。声を発し、力
強く太鼓をたたく様は、
りりしく、迫力があり
ました。
 日本の子供たちも興味
を持って見入っていま
した。

 日本の子供達は、大学生から
小学の低学年まで、年齢のばらつき
もありましたが、ばちさばきも見事
で、モダンなパフォーマンスに皆
うっとりしました。特にアメリカの
親子は気に入っていました。
 お互い太鼓の演技を披露した後、すっかり溶け込み、音楽を
通して素晴らしい交流ができ、喜んでいました。