ミラノ
 レオナルド・ダ・ビンチが街の拡大計画によばれ、人工の川を作って
下水の悩みを解決しそれ以降、街が拡大発展したという。
 ナポレオンの軍隊の軍服作成を請け負ったことから始まったミラノの
服飾業は今、ファッションの街として栄えている。
 
ドゥオモ(大聖堂)
 14世紀に建立が始まり、500年たって完成したイタリアの代表的ゴシック
 建築。

25年に一回の化粧直しと
いう事で左のような全景は
残念ながら見られなかった。

ドゥオモの側面、135本の小尖塔の
天辺にはマリア像が輝いている。

ドゥオモの祭壇

壮麗なステンドグラス
ドゥオモの夜景
ビットリオ・エマヌエーレ2世のガレリア

19世紀に建立された鉄とガラスの
アーケード

「武器よさらば」で主人公たちが
デートするカフェ「ビッフィ」、作者の
ヘミングウエイは近くの病院で
治療中に看護師と恋仲になった。

さすがファッションの街、
ショーウインドウも洗練されている。

ガレリアの夜景
 
最後の晩餐(サンタマリア・デレ・グラッツェ教会)
 レオナルド・ダ・ビンチが描いた最後の晩餐、第2次大戦で爆撃を受けたが絵の前に
 土嚢を積み上げていたため助かったという。フレスコ画は漆喰を塗って数時間以内に
 絵を描かなければならないのに、レオナルドは時間をかけて表面にのみ描いたため、
 絵の痛みが激しく、大修復が必要となった。

絵が印刷されている入場チケットだが人によって違う部分
なのが面白い。1999年の大修復以降、絵の保全対策は
万全で入室には2重ドアを通り、一回に25人が15分
しか入れない。

教会の外観だが、壁画はここでなく
左手の修道院の食堂に描かれた。
 
スカラ座
 スカラ座のオペラは直ぐ売りきれてしまうが、プレミア付のチケットを
 手に入れることができ、ラ・ボエームを堪能することが出来た。

スカラ座の外観
あまり目立たない。

スカラ座前の広場に立つ
レオナルド・ダ・ビンチの像

スカラ座の夜景

ボックス席は立ち見まで入れて6層に
なっている。

後ろ正面2階の貴賓席

ラ・ボエームのアンコール
 
マジョーレ湖
 マジョーレ湖はミラノの北、スイスとの国境にあり、リゾート地として有名。
 ヘミングウエイの「武器よさらば」で、ミラノでデートを重ねた主人公は
 軍を脱走し、ここマジョーレ湖からボートでスイスへ逃亡する。

湖の中にあるベッラ島を望む

ベッラ島からベスカトリーリ島を望む

ベッラ島にあるボッロメオ家の宮殿の庭

バロック式庭園、日本からの
植物もたくさん見られる。

ベスカトーリ島よりベッラ島の
ボッロメオ家の宮殿を望む

ベスカトーリ島
 
帰途
 ミラノ発成田行きのアリタリア航空機で帰途に着いた。

ミラノ発の飛行機よりアルプスを望む

帰りの飛行機では夜が早く来て
夜明けも早い。
 34度Cという日もあったイタリアだが、湿度が低く過ごしやすかった。
成田に降りたとたん蒸し暑く、本格的な梅雨もこれからである。
 歴史の進展と同じように、南から北へイタリアの諸都市をめぐってみて、
それぞれの街がそれぞれの独自性を持ち、それをよく保つ努力をしている
のに感心した。