エアーズロック
中学の英語の教科書にエアーズロックと、アボリジニの事が出ていました。 |
オーストラリア大陸の中心に ある世界最大の1枚岩で できた神秘な岩山。 ここは古くからアボリジニの 聖地として崇められて来た オーストラリアの精神の ふるさと。 |
上から見たエアーズロック |
|
登頂前 砂漠で日中はとても暑く、ましてや岩を 登るので、日の出前から準備を念入りに しました。特に水分補給のことをうるさく 言われましたので、リュクサックの中には、たくさんの水を用意し、さあー出陣。 後ろにアリのように人が登っているのが 見えるでしょ? |
エアーズロック登頂成功 (後ろに見えるのがオルガ) 登る前は楽に登れるだろうと、高をくくって いましたらとんでもない。 岩はつるつるして滑り安く、風は強い。 特に帰りは足の置き場所もあまりなく、 意外に傾斜が激しく、一気に滑リ落ちそう になりながら、チェーンに捕まって, やっとの思いで登頂に成功しました。 最後に登った証に認定証を頂いた時は、 さすが達成感で一杯になりました。 それと同時に、年をとってできない旅も あるものだという事を,はじめて痛感 しました。 私たちの登頂の後、けが人が出て,一時 この体験旅行は中止になっていたらしい ですが、今ではまた再開しているようです。 |
鉄分を含んだ赤土と、沙漠では 数少ないブッシュ。遠くに見えるのが オルガ。 |
オルガ エアーズロックと並んでユニークな大小36 からなる”奇石群”。もともとはエアーズ ロックの10倍の巨大な岩山だったのが、 岩塊をつないでいたセメント部分が崩壊し、 現在に至る。オルガもエアーズロック同様 アボリジニの聖地。 |
ハプニング オルガのアニメ映画”風の谷のナウシカ”のモデルの場所を訪ねる日本人の バスツアーに参加しました。 バスから降りて往復40分くらい歩いたでしょうか? 帰る途中突然スコールと雷に 襲われ、頭のてっぺんから足の先までずぶ濡れになり、沙漠の中で隠れる場所も なく、ひたすら待ってくれているバスに突進。 バスの中の備え付けのトイレの中に 入り、濡れた服を絞り、気持ちの悪いまま座席に座りました。 誰もこんなひどい目にあうと思っていませんでしたので、着替えを持っていって いませんでした。オーストラリア人のガイドさんがヒーターをつけてくれましたが、 気持ちが落ち着きませんでしたので、何とひどい目にあったことかと文句を言い ましたら、思わぬ返答。「もし晴れていたら、こんな素晴らしい滝は見られなかった でしょう」と言われ、半信半疑。 バスを降りてから温かい紅茶とお菓子をみんなでいただいているうちに、沙漠で 濡れた衣服もすっかり乾いてくれ、空腹も満たされたのか、いつの間にか、 ひどい目にあったことも忘れていました。 ツアーの1員に旅なれたカメラマンがいて、「トラブルがあるからトラベル(旅行) なんだ」と言われ、気を取り戻したりもしましたが、英語の先生(ネイティブ)に その話をしましたら、根拠はないとのことですが、旅にはいろいろハプニングは 付き物のようですね。でも一生忘れられない旅となりました。 |
スコールのおかげで滝が 見られた。 |